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2017-07-20

Living On the Night.079 四面楚歌 in KOBE 16bit


 SASAYAMA.さんのライブ、「Living On the Night.079 四面楚歌」に行ってきました。

 最近ずっと「遠くへ行きたい……」と思っていて、まぁなんで遠くへ行きたいかっていうとただの現実逃避なんですが、職場から徒歩約20分のライブハウスでめちゃめちゃに濃い非日常感を味わうことができました。遠くへ行ったというよりは夢だった気がしてぽわぽわしている。

 思い付きで行くことを決めた今回のライブでしたが、我ながらいいタイミングだったなぁ、と。

 割と開演ギリギリに到着したにも関わらず、「ここ座りなよー」とほかのお客さんたちにすすめられた席が最前列のドセンター。

 私がこれまでに行ったことのあるライブはそのほとんどがV系のもので、ライブ中はスタンディングが基本。そのため、席に座ってライブを見るということに慣れていなくて、それなのに一番前! なんかもう、逃げも隠れもできない……みたいな。よくわかんないけど。

 ライブが始まってからはひたすら怒涛+圧倒。

 SASAYAMA.さんのライブは1月のずばこの以来半年ぶり二回目だったのだけど、ずばこのはトクマスさんのターンがあるから、なんかその都度休憩、みたいな(いい意味で)。

 でもワンマンライブはそれがないから、終わったあとめちゃくちゃ疲れて生まれたての小鹿みたいになってた。他の常連のお客さんみたいに声を出したり腕を上げたりできたわけでもないのに。なに……? 座ってただけですよね??

 あと、小学生みたいな感想なんですけど音がすごい。SASAYAMA.さんの歌とギターもそうなんだけど、私の後ろに100人くらいいるんじゃねーか? ってくらいの拍手とか手拍子の音がして、360度全部音だった。

 その盛り上がりの音がびしばし身体に当たって、それに共鳴するみたいに心臓がばくばくばくって大きな音を立てて、のまれている、と思った。SASAYAMA.さんがすごい。お客さんもすごい。

 あとめっちゃどうでもいい感想なのだけど、照明がばちばち切り替わったりしない16bitのステージは、水族館の水槽みたいだった。深海魚のコーナーっぽさ。

 ライブはもちろん楽しかったのだけど、その前後、いろんな方が構って下さったのも嬉しかった。
「アイコンとお名前はよく存じ上げております」って方ばかりで、かなりオールスター感。

 勝手な先入観として「いやもうちょっとちゃんと曲とか知ってから来いよ」みたいな感情を持たれたらどうしようと心配していたのだけど、全然そんなことはなく。それどころか伊織さんですよねーって、めちゃくちゃ好意的に声をかけてくださって、優しさしかない……。

「群像スパイクヒルズ」も無事に購入できました。amazonで買おうかなーと思っていたのだけど、16bitで買えてよかったな。「次の魚」が収録されていて嬉しい。