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2017-01-05

30と31と1と2の話

 仕事も始まりすっかり日常が戻ってきましたが、私にしては珍しく怒涛の年末年始を過ごしたので、そのことについて少し戻って書こうと思います。

20170104
 12月30日。人生初のコミケに向けて、飛行機で東京へ向かいました。

 飛行機に乗るのは本当に久しぶりで、6、7年前に仕事で東京に行った時が最後だったと思います。

 しかも、これまで飛行機に乗るときは、いつも親や上司と一緒だったので、チケットの手配から何からまかせっきりにしていたのですが、今回は(当たり前ですが)すべて自分でしなければなりません。搭乗手続きがあまりにもスムーズに進むのが逆に不安に感じたりして、座席につくまでに気疲れしてしまいました。

 席は適当に連番で空いているところを指定したので何も考えていませんでしたが、行きは窓から富士山を見ることができました。


 テーブルを広げて、ドリンクホルダーにやばいくまを詰めて遊んでいたらあっと言う間に羽田着です。

 13時に大阪空港を出発したのですが、私たちが雲の下に降りてくる頃にちょうど日がぐぐっと傾き、眩しくて目を開けていられないほど海が輝いていたのが、とても綺麗でした。


 空港からホテルへ直行し、ホテルで少し休憩した後は、夕食のために五反田へ行きました。

 五反田については、脳漿炸裂ガールの歌詞に出てきたなぁ…くらいの知識しかない私ですが、なぜわざわざ五反田かと言うと、「Tocinmash」のお二人が東京に行った際、東京でしか食べられないものに拘ったケンちゃんが「ここだ!」と言ったお店、ミート矢澤に行きたかったからです。

 焼肉やステーキがあまり好きではなく、説明が面倒なので「お肉が嫌いです」とよく言っているのですが、ハンバーグは好きです。黒毛和牛100%のハンバーグは、ものすごく肉味がしました。


 12月31日。朝6:30にホテルをチェックアウトし、コミケの会場である東京ビッグサイトへ向かいました。

 コミックシティやオンリーイベントなどの同人誌即売会には参加したことがあるのですが、世界最大規模と言われるコミックマーケットへは一般参加すらしたことがなく、普段とは全く違った雰囲気のビッグサイトにドキドキしました。

 サークルスペースは友人に任せ、私の任務は企業列に並ぶこと。

 イベント開始の10時まで屋外のだだっ広い駐車場に並び、カレンダーを購入しました。
 私はこの日まで「待機列はさぞや寒いに違いない。私はそれに耐えられるだろうか」とおびえていたのですが、実際には風がなくて気温も高く、暇であること以外はさして苦痛な時間ではありませんでした。

 私の周りにいた女子たちはほとんどがユーリ!!!とおそ松さん目当てで、エイベックスは怖いなぁと思いながら、げんしけん(どちらかというと初代の方)のコミケのシーンをひたすら回想していました。

 西で買い物を済ませた後は、東の自スペースでひたすらぼんやりと過ごしました。

 人がとても多いので、買い物に行くのも一苦労です。いつものイベントなら昼過ぎには閑散とした雰囲気になるのですが、さすがコミケは違いますね。

 写真は、コミケ会場で食べたカニ雑炊です。ホール裏に食べ物を販売している車両が並んでいて、600円でした。お祭り価格ですが暖かくておいしいのでおすすめです。


 コミケで疲れたので、そのあとは特にどこへ行くわけでもなく大阪へ戻りました。

 大阪空港から友人宅へ移動し、22時からはニコ生でFateの特番を見ました。疲れていたのでFGOアニメの途中で寝落ち、起きたら過去アニメの紹介をしていました。そのあと番組終了まではギリギリ耐えたのですが、23:58ごろに「もう少しで年明けるで!」と言われながら寝落ち。朝起きると「落ちる直前に「あけましておめでとうございます」って言ってたけどまだ明けてなかったしそれ言った2秒後には意識なかったな」と言われました。


 1月1日。友人宅で目を覚まし、昼頃になってようやく活動を開始、近所の神社へ初詣に行きました。

 おみくじは末吉でしたが、内容がとてもよかったので嬉しくなりました。売買は利があるし願い事は追々叶うし待ち人はきたるそうです。

 夕方ごろまで友人宅でぼんやりと過ごし、帰宅するなり父と車で祖父母の家へ向かいました。祖父に「遅かったな。どっか行っとったんか?」と聞かれたので「東京にちょっと」と答えると、私は少し前までバンギャであったので、「音楽家か?(祖父母はバンドマンのことを音楽家と呼ぶ)」言われました。私は「そんな感じ」と、全てを曖昧に濁しました。


 1月2日。10時頃にだらだと起きだし、祖母の作ったお雑煮を食べました。祖母のお雑煮は具のない味噌汁に丸もちを入れたものです。

 私の家には床暖房がある代わりにこたつがないので、祖父母宅ではここぞとばかりにこたつを堪能しました。隣の部屋のテレビで祖父が警察密着的な特別番組を見ており、その中でLINEを使った児童ポルノ系犯罪について「犯人と被害者の距離、およそ1400km!」と言っていたので、何を言っているんだ…?と思いました。

 祖父母宅からの帰宅途中、夕日がとても大きかったので写真を撮りました。iPhoneのカメラでもそこそこ綺麗に撮れたと思うのですが、迫力は伝わりませんね。

 これまでと全く違った年越しで、ばたばたと慌ただしい数日間でしたが、とても充実したいい冬休みになりました。

 いま、私の部屋の机の上には、去年のカレンダー(使用済)、今年のカレンダー(使用用)、コミケで買ったカレンダー(観賞用)とコミケで買ったカレンダー(観賞用)、計4つのカレンダーが並んでいます。