アフタヌーンティーに敗北

甘いものよりしょっぱいものが好きで、少食。あまりにも向いていないくせに何故か心惹かれるもの、それがアフタヌーンティーという存在だ。

久しぶりに友人と遊ぶ約束をしたので、それにかこつけてアフタヌーンティーの予約をねじ込んだ。人と会う機会が極端に少ないぼっちはこういう時に予定を詰め込みがちである。だってアフタヌーンティーって大体２名以上でないと予約できないんだもん！！！　次行けるタイミングいつになるか分かんないし！！！！

遊びのメインが「大阪城公園にお花見をしに行く」だったので、アフタヌーンティーは心斎橋のカフェを予約。ちなみにお花見はちょっと時期が遅かった。しかもその日に限って超曇天、最高気温16度。ついこないだ夏日とか言ってたじゃん。ねぇ。花見ってムズすぎるかも。

二時間ほど大阪城公園をうろうろしたのち地下鉄で心斎橋に移動。心斎橋筋商店街はマジで人が多すぎるので用がないなら大通りの方を歩いた方が良い。
予約していた時間の15分くらい前にお店について「もう入れるかな？」とか心配していた我々を他所に、すでにテーブルにはアイスとドリンク以外のスイーツが展開されていた。生ケーキとかプリンとかあるけど、アフタヌーンティーってこういうもの……なの、か？　Q-potカフェとPATISSERIE TOOTH TOOTHは席についてから運ばれてくるタイプだったけど、でもそっちはケーキスタンドだけだったしな……。アフタヌーンティー経験値が低すぎてどちらが主流なのかは分からない。ただ今回のアフタヌーンティーは圧倒的にスイーツの量が多いし、客が来てから並べるには食器が繊細すぎるかも。そう考えるとあらかじめ用意されているのも納得。

華やかで可愛い～！と一通り写真を撮ってはしゃいだ後はただひたすら食べる。頑張って食べる。アフタヌーンティーを頑張るって表現もどうかと思うけど、私にとってはほぼ大食いチャレンジなので……。しかもほぼずっと”甘”のターン！
結局途中で「もう無理、これ以上は何をしても入らん！！」になってしまい終わりだよ……。（友人が食べてくれたので残してはいません）

無理だー！　マジで！！　ほんとにみんなこれ食べられるの？？　全部？？？　いいなぁ……。

何かのCMで一時期よく流れていた「いっぱい食べる君がすき～」の歌が苦手だ。たくさん美味しそうに食べる人っていいよね！　という風潮が苦手だ。なぜなら食べられないから。
大人になってもお弁当箱はサンリオの子ども用サイズだったし、大盛り無料・おかわり無料とは無縁の人生を送っている。
遠慮してると思われるのもイヤだったし、少食なかわいい女の子ぶってると思われるのもイヤだった。本当に食べられないだけなのに。

いや、何の話……？　急に嫌な記憶を掘り起こすな。

友人は割とたくさん食べられる人なので、食事をするときはよく助けてもらっている。大感謝。
特典目当てにファミレスや回転ずしに行くオタクが「胃を貸してくれ！」と言うが、私はその気持ちがよくわかる。胃、貸してほしい。金なら出す。

当日の夜はいつまでもお腹が気持ち悪くてあまりよく眠れなかった。身の丈に合わないアフタヌーンティーに挑戦するべからず！　次はケーキスタンドだけで完結するようなところにしようと思います。（懲りろ！！！）