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2017-02-23

やばいくまの手術をした話、その他

 少しずつ暖かくなってきましたね。

 ハクモクレンの樹に、ふわふわの産毛に覆われた冬芽がたくさんついているのを見ました。ハクモクレンの花を私は鳥のようだなと思うのですが、その冬芽もまた、雛のようで可愛い。あの見た目は、植物と言うより動物のようですね。

 梅の花はもう咲いているのだそうです。梅と言えば、母校の近くに梅林園があったのを思い出します。桜よりずいぶん先に、春の訪れを教えてくれる花。小さいころは断然桜が好きでしたが、今は梅もかわいいなと思います。

 出会いと別れの季節を待たず、私の聞いているPodcast番組が二つ、終わりを迎えました。

 同人にしろ歌ってみたにしろ、趣味の範囲で行われていることについては特に、仕事としてのしがらみがない分いつ終わっても仕方がない、それはずっとずっと思っていて。だから常に、このままフェードアウトして更新されなくなることを、急に最終回が配信されることを、突如サイトが消えるこ
とを、覚悟しているつもりです。

 もちろん残念だとは思います。もう更新がないのだと思うとさみしい。でも、ただのリスナーである私が「もっと続けてほしかった」と口にしてはいけないと思う。無理をすることに意味はなくて。せめて、何か嫌な事があったわけではありませんように、願うことしかできなくて。終わった二つの番組は最後までとても綺麗で、それはきっとリスナーにとっても救いだったのだと思います。

 春が来たらまた何かが始まって、もしかしたら何かが終わって。変化が嫌いで腰の重い私はたぶん、去年と変わらず、ここに居るのだと思います。


 母がペレット(ぬいぐるみの中に入れるためのビーズのようなもの)を余らせていると聞いたので、少し分けてもらい、やばいくまの手術を行いました。

 胴体の綿を抜き、代わりにペレットを詰め、ついでに顔部分の整形もする大手術です。相変わらずいろんな箇所が歪んでいますが、なんとか手術は成功しました。ペレットを詰めたおかげで少しだけ重くなり、安定感が増しました。

 現在、腕には細いワイヤーが入っているのですが、いずれはそれもちゃんとした関節に変えたいと思っています。


 母が「暖かくなってきたけど、まだ寒い日もあるから」と、やばいくまに帽子とマフラーを編んでくれました。アイスグレーのくまに、黄色の毛糸が良く映えます。

 この歳になってもまだ親をぬいぐるみ遊びに付き合わせるのか……と反省しなくもないですが、だからと言って何かを変える気にはならないので、考えるだけ無駄なのでしょう。

 服は似合わなそうだけど、ケープならかわいいかな。梅雨の時期にはてるてる坊主みたいなカッパが欲しい。

 作るのは自分なので実現するかはわかりませんが、妄想するのは楽しいです。