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2017-06-19

清く正しくなんとやら

 口内炎が痛い。

 久しぶりに口内炎が出来たので家に薬がなく、仕方が無いのでドラッグストアに買いに行った。いつもはチョコラBBなのだけれど、今回はなんとなくペラックT錠。

 ペラックT錠は「のどの腫れ、のどの痛み」にも効くので――そもそもパッケージには大きく「のど」と記載されている――私がのどを傷めているのだと思ったらしいドラッグストアの店員さんに、二度も「のど、お大事に」と言われてしまった。あ、口内炎ですみません。しかも自分の不摂生が原因ですみません。謎の罪悪感を感じる。

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 夢女子の人(アニメ、漫画のキャラクターと自分の恋愛を妄想するタイプのヲタ)が、誕生日に自分の歴代彼氏のコスプレをしたレイヤーさんを侍らせてリムジンオフをした、とツイッターに写真上げているのを見て大変うらやましく思い、もし自分が侍らせるなら誰かを考えてみた。

「ONE PIECE」のサンジや「NARUTO」のカカシ先生から始まる私の夢女子の歴史。ダイヤルアップ接続だった古のインターネットでドリーム小説を読み漁った日々。今でもよくネタにされるが「テニスの王子様」ももちろん通った。千石くん、観月くん、切原くん……。(そろそろマジで心臓が痛い)

 けれど、私が今も「彼氏」と呼べるキャラクターはたった一人しかいないことに気付く。「ホイッスル!」の三上先輩である。

 中学生のころ、現代社会の時間に配られた婚姻届けのコピーに三上先輩と自分の名前を記入し、それを貼り付けたノートを提出したことがある。

 同じく中学生のころ、将来家を建てるとしたらどんな家にするか間取り図を書きなさいと言われたときに、三上先輩と結婚したていで家の間取り図を書き――子どもと三上先輩がサッカーをして遊ぶことを想像し、家の庭には小さなサッカーゴールを置くところまで細かく設定――提出した。

(どうでもいいのだけれど、「ホイッスル!」と言えば武蔵森学園中等部のメンバーについて“渋沢・三上、藤代・笠井が同室じゃなかった事件”が自分の中でかなり根深い。どこのサイトを見てもさも公式かのように渋沢・三上、藤代・笠井が同室だったのに。もしかして:集団幻覚 渋沢・辰巳、三上・近藤、藤代・間宮、笠井・根岸……未だに全然しっくりこないわ、この部屋割り)

 先日、友だちと喋っている最中に彼氏について考えたことを思い出し、「あらためて気付いたんだけどさ」と前置きしてから「やっぱ彼氏は三上先輩しかいないわ」と言ってみた。

 社会科と家庭科のエピソードを知っている友だちは、まるで当然のことのように「お、添い遂げるやつやな?」と答えた。そして、どうでもよさそうに付け加える。「マジで気が狂ってるよな」

 うるせーよ。