2017-06-08
夜行
ハイテンションで畳みかける系の森見作品しか読んだことがなかったのでちょっとびっくり。そして読んだ後「怪談」「ホラー」に分類される作品だったと知ってそれにもびっくり。不思議で少しさみしい小説だなぁとは思ったけど、これホラーだったんだ……いやまぁ怖いっちゃ怖いけど。
不思議が不思議なままふわっと終わる小説は「なんだったんだ……」って感じであんまり好みではないのだけど、これに関しては「まぁ森見先生の文章が好きだからいっか」って感じ。
「世界はつねに夜なのよ」
うん。やっぱこのセリフがすごくいいですね。